インフラエンジニアって?:役割とキャリアパスの解説

転職コラム

インフラエンジニア(Infrastructure Engineer)は、主に企業や組織のITインフラストラクチャーを設計、構築、運用、保守する役割を担います。ITインフラストラクチャーには、サーバー、ネットワーク、ストレージ、仮想化環境、クラウドサービスなどが含まれます。インフラエンジニアの仕事は、企業の業務を円滑に行うための基盤を提供し、安定したIT環境を維持することに焦点を当てています。そのため、インフラエンジニアはIT業界全体を支える重要な仕事であると言えます。


1.インフラエンジニアって?

実際の業務は、インフラの設計・構築・運用がメインとなります。サーバーやネットワークの設計・構築・管理、セキュリティ対策、システムの監視、トラブルシューティング、バックアップ・リカバリーなどが含まれます。インフラエンジニアの主な役割は、高い可用性、信頼性、セキュリティを確保し、ビジネスの持続性を確保することです。また、クラウドサービスの利用や最新の技術トレンドへの対応も重要な業務の一部です。

インフラエンジニア主に4つに分けられます。サーバーエンジニア(クラウドエンジニア)、ネットワークエンジニア(NE)、データベースエンジニア、セキュリティエンジニアの4つです。そのため、転職時はどのインフラエンジニアに属するかをしっかり知っておく必要があります。


2.インフラエンジニアの仕事内容

設計・構築

インフラエンジニアは、ITインフラストラクチャーの設計や構築を行います。サーバーやネットワークのアーキテクチャを設計し、適切なハードウェアやソフトウェアを選定してシステムを構築します。また、クラウドサービスの活用や仮想化技術の導入も行うことがあります。

運用・保守

インフラエンジニアは、ITシステムの日常的な運用や保守も行います。システムの監視、障害対応、定期的なメンテナンス、セキュリティパッチの適用など、安定した運用環境を維持するための業務が含まれます。

セキュリティ対策

セキュリティ対策もインフラエンジニアの重要な業務の一つです。ファイアウォールやIDS/IPSの設定、脆弱性のスキャンや対策、セキュリティポリシーの策定など、企業の情報セキュリティを確保するための施策を実施します。

トラブルシューティング

インフラエンジニアは、システムに発生した障害や問題の解決も担当します。ログの分析、ネットワークのトラフィック調査、システムのパフォーマンスチューニングなど、迅速かつ効果的なトラブルシューティングが求められます。


3.インフラエンジニアのメリット

 インフラエンジニアになるメリットは多岐にわたります。まず、インフラエンジニアには安定した需要があります。企業がITインフラストラクチャーを必要とする限り、インフラエンジニアの需要は高まり続けます。この需要が今後少なくなることはないでしょう。また、今後も新しい技術を活用しながら、会社を支える最前線のシステムを構築することができます。さらに、成果が直接的に企業の業績に影響するため、やりがいを感じることができます。

インフラエンジニアに向いている人

 インフラエンジニアに向いている人は、システム全体を俯瞰し、安定性やセキュリティを確保することに興味がある人や、複雑な問題に対して論理的に分析し、解決策を導き出すことが得意な人です。また、新しい技術やトレンドに敏感で、常に学び続ける姿勢を持っている人も向いています。インフラエンジニアに欠かせない能力として段取りの良さや冷静沈着が必要です。何かしらの問題が発生したときの迅速の対応や行動の速さが評価されることが多いです。

インフラエンジニアにチャレンジするには

 インフラエンジニアになるためには、ネットワーク、サーバー、セキュリティなどの基本的な知識やスキルを身につけることが重要です。シェアの高いAzureやAWSを扱うことができれば、多くの企業で活躍することができます。また、クラウドサービスや仮想化技術など、最新の技術トレンドにも理解を深める必要があります。さらに、コミュニケーション能力や問題解決能力も重要です。業務上、チームでの作業やユーザーとのコミュニケーションが不可欠です。

 インフラエンジニアにおすすめするのはAWSとAzureを扱えるようになるということです。ニッチな企業でない限りこの2つのどちらか、もしくは両方を用いています。そのためこの2つはインフラエンジニアを目指すにあたってかなり欲しいスキルです。また、サーバーOSとしてLinuxを扱えるとサーバーエンジニアとしてすぐに活躍できます。

 資格としては通信機器としてシェアNo.1であるシスコ製品を扱うスキルを証明する資格であるシスコ技術者認定がおすすめです。子の資格はステップアップ式に資格があるので取り組みやすく、今後も需要が絶えない資格です。


4.インフラエンジニアのネクストキャリア

ITインフラコンサルタント

  クライアント企業のITインフラの現状分析、改善提案、導入支援を行う。
 活かせるスキル: サーバーやネットワークの知識、システム統合経験、インフラ設計・最適化。

クラウドソリューションコンサルタント

  クラウド移行やクラウド環境の最適化をクライアントに提案し、実装支援を行う。
 活かせるスキル: クラウドサービスの経験(AWS, Azure, GCP)、クラウドアーキテク チャの設計、移行プロジェクトの管理。

デジタルトランスフォーメーション(DX)コンサルタント

  クライアントのデジタル化戦略の策定、ITインフラの刷新や自動化を支援する。
 活かせるスキル: デジタルツールやプラットフォームの導入経験、プロセス改善、IT戦略の立案。

セキュリティコンサルタント

  インフラのセキュリティ面を強化するための戦略策定や対策実施をサポートする。
 活かせるスキル: ネットワークセキュリティの知識、脆弱性管理、セキュリティポリシーの策定。

ITプロジェクトマネジメントコンサルタント

  クライアントのITプロジェクトを成功に導くため、プロジェクト計画、進行管理、リソース調整を行う。
 活かせるスキル: プロジェクト管理、インフラプロジェクトの経験、ステークホルダーマネジメント。


5.まとめ

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