未来への扉を開ける!コンサル転職でのWeb適性検査攻略法

転職コラム

1.適性検査の種類

コンサルティングファームで受ける適性検査は、一般的に以下の2つの方式に分類されます。基本的にはWebで行う企業様がほとんどですが、企業様によっては対面での形式をとられる場合もございます。

能力検査

能力検査では、候補者の知的能力や処理能力を測定します。文章問題や数学的な計算、論理的思考を要する問題が出題されることが一般的です。高度な思考力や問題解決能力を問う問題が含まれ、コンサルタントとして必要な能力を評価します。一般的にはSPIやGABが用いられます。

性格検査

性格検査では、候補者の性格や特性、行動傾向などを評価します。質問内容は多岐にわたり、日常の行動や意思決定の仕方、コミュニケーションスタイルなどに関する質問が含まれます。回答を元に、候補者の仕事への適性やコンサルティング業務に必要な性格特性を評価します。

2.Web適性検査を成功させるためのポイント

適切な準備

Webテストは十分な準備が必要です。過去の問題集や模擬試験を解いて、問題の形式や出題傾向を把握しましょう。また、必要な知識やスキルを補強するための学習も重要です。ファームごとに出題形式も異なるのでファームごとの特長を理解し準備することも大切です。

時間管理の徹底

テスト中は制限時間内にすべての問題を解答する必要があります。時間配分を考え、各問題に適切な時間を割り当てることが重要です。難易度の高い問題に時間をかけ過ぎないようにしましょう。

3.Web適性検査の種類について

SPI(Synthetic Personality Inventory)

SPIは、新卒採用や中途採用の選考で利用される適性検査の一つです。1974年に誕生し、性格検査と能力検査の2つのカテゴリーに分かれています。能力検査では言語問題と非言語問題があり、文章理解や語彙力、図形や数列のパターンを見つける能力が問われます。一方、性格検査では個人の性格特性や行動傾向が測定されます。SPIはシンプルな問題形式であり、短時間で回答することが求められます。

GAB(General Aptitude Test Battery)

GABは、新卒採用や中途採用の選考で利用される適性検査の一つです。日本SHL社が開発し、言語能力や数的推理能力、空間認識能力などを測定します。問題形式は文章理解や数学的な計算、図形や図表の解釈など多岐にわたり、複雑な思考力や処理能力が求められます。時間内に多くの問題を解く能力や、問題解決能力が評価されます。

玉手箱

SHL社の玉手箱は、新卒や中途採用時の適性検査に利用されます。言語能力、数学的推理、図形・図表解釈、論理的思考などの問題形式が含まれます。これらの問題は、テキスト理解や数学的計算、図形の関係性理解、論理的な結論導出など、候補者の多様な能力を評価します。

4.人気ファームの適性検査の種類

●外資戦略ファーム
・マッキンゼーアンドカンパニー:マッキンゼーオリジナルの問題
・ベイン・アンド・カンパニー:玉手箱
・ボストンコンサルティンググループ :SPIとPymetrics(性格検査)

●総合系コンサルティングファーム
・KPMGコンサルティング:Web-GAB
・EYストラテジー・アンド・コンサルティング:Web-GAB
・アクセンチュア:Web-GAB
・PwCコンサルティング::Web-GAB
・アビームコンサルティング:SPI
・日立コンサルティング:玉手箱
・ベイカレントコンサルティング::Web-GAB

5.勉強のためのおすすめ書籍

SPI、GAB形式ごとに紹介します。

●SPI:「2025最新版 史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集」

●GAB:「CAB・GAB完全対策 2026年度版 (就活ネットワークの就職試験完全対策) 」

関連記事

TOP