コンサル面接のコツ Behavior面接編:成功への戦略

転職コラム

コンサル転職におけるBehavioral Interview(行動面接)のコツについてお話しします。Behavioral Interviewとは、過去の経験に基づいてあなたのスキルや行動を評価する面接形式です。前回の面接の大枠編に引き続き、今回は具体的な行動面接の攻略法を詳しく解説します。

1.Behavior面接とは?

Behavior面接は、自己紹介、転職理由、志望動機、経験についての説明、質疑応答などのやりとりを通じて、「できるか」と「やりたいか」を見極め、採用を判断するベーシックな採用面接です。面接官は基本的に応募したチームやユニットのマネジャー、シニアマネジャー、パートナー格が担当し、彼らが応募者の適性を見極めます。

2.面接の準備

面接の準備において、「転職理由の言語化」「志望動機の言語化」「企業研究」が重要です。これらは「やりたいか」という問いに対するYesを伝えるためのものです。しかし、インフォエックスでは「できるか」に焦点を当てた具体的なアドバイスをお伝えします。

3.面接のポイント3つ

なんだかんだで「あたま」がいい

コンサルティングの仕事は「知的サービス業」です。新たなことにチャレンジする情熱、主体性、プロアクティブな姿勢が求められます。未知のことに対して頭を捻ることにやりがいを感じ、苦難においても諦めない心を持つことが重要です。面接でもこれらの要素をアピールしましょう。

基本的に結論から言え

コンサルタントは「結論なんなの?」というコミュニケーションを好みます。PREP法(Point, Reason, Example, Point)などを使って、結論から話し始め、理由を明確に説明しましょう。これにより、思考の構造化力や整理力をアピールできます。

エピソードは修羅場を持っていけ

コンサルタントとして活躍するためには、困難な状況に直面した経験(修羅場)を持っていることが重要です。プロジェクトワークの具体的なエピソードを通じて、あなたの問題解決能力やリーダーシップを示しましょう。例えば、「プロジェクトの目的・背景」「キッツイ状況」「状況打破のための行動」「結果と得た能力」を整理して話すと良いです。

4.STARメソッドの活用

Behavior面接では、STARメソッド(Situation, Task, Action, Result)を活用して具体的で分かりやすい回答を提供することが効果的です。この方法を使って、あなたの経験を構造的に説明しましょう。

  1. Situation: 具体的な状況や背景を説明します。
  2. Task: その状況であなたが直面した課題や責任を述べます。
  3. Action: その課題に対してどのような行動を取ったかを詳細に説明します。
  4. Result: その行動の結果、どのような成果が得られたかを示します。

5.適切な事例の選定

Behavior面接では、関連性のある事例を選ぶことが重要です。コンサルティングに関連するスキルや経験を示す事例を選び、問題解決、分析、コミュニケーション、チームワークなどに焦点を当てましょう。複数のシチュエーションから事例を選び、幅広いスキルをアピールできるようにします。

6.コアスキルの強調

Behavior面接では、以下のコアスキルを強調することが効果的です。

問題解決能力: 複雑な問題をどのように分析し、解決したかを具体的に示します。

リーダーシップ: チームを率いた経験や、困難な状況でリーダーシップを発揮した事例を紹介します。

対人スキル: クライアントやチームメンバーとの効果的なコミュニケーション方法や、対立を解決した経験を述べます。

7.準備と練習

面接の準備として、よくある質問に対する回答を準備し、模擬面接を通じて実際の面接形式に慣れましょう。以下のような質問に備えておくと良いです:

  • チームで困難なプロジェクトをどのように成功させましたか?
  • 厳しいデッドラインに対処した経験を教えてください

模擬面接を通じてフィードバックを受け、改善点を確認します。実際の面接後にも振り返りを行い、次回に向けての改善点を考えましょう。

8.正直さと具体性

Behavior面接では、正直な回答を心がけましょう。誇張せず、実際の経験に基づいた具体的な事例を示すことで、説得力を持たせます。抽象的な表現を避け、具体的な数値や成果を示すと効果的です。

9.まとめ

Behavior面接の攻略には、事前の準備と実践的な練習が不可欠です。
以下のポイントを押さえ、自信を持って面接に臨みましょう。

  1. なんだかんだで「あたま」がいい
  2. 基本的に結論から言え
  3. エピソードは修羅場を持っていけ
  4. STARメソッドの活用
  5. 適切な事例の選定
  6. コアスキルの強調
  7. 準備と練習
  8. 正直さと具体性

これらのポイントを意識し、しっかりと準備を進めることで、コンサル転職の面接で良い結果を出すことができるでしょう。インフォエックスでは、コンサルタントの転職を成功させるためのサポートを提供しています。ぜひご相談ください!

※YouTubeもご覧ください。

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