コンサル転職特化型 面接のコツ まずは大枠編

転職コラム

今回は、コンサル転職特化型の面接のコツについて詳しくお話しします。これまでの書類選考を通過してきた皆さん、いよいよ面接のステージですね。コンサル転職における面接は、基本的に応募したチームやユニットのマネジャー、シニアマネジャー、パートナー格が担当します。新卒面接と違い、人事部門は中途採用の合否判断にはあまり関与しません。ここでは、失敗しないためのコツや転職成功のポイントを統合し、面接対策を進めていきます。

1.面接の大枠

面接の大きなテーマは「できるか」と「やりたいか」の二つです。キャリアアドバイザーとしての経験からも、面接における評価の9割は「できるか」にかかっていると感じます。「やりたい気持ち」は大事ですが、それだけでは不十分です。大事なのは「やりたいコンサルワークをあなたがなぜできるのか」をしっかり示すことです。

2.企業研究の重要性

まず、企業研究を徹底的に行いましょう。以下のポイントを押さえておくと効果的です:

企業文化の理解: その企業のミッション、ビジョン、価値観を理解し、自分の価値観とどう一致するかを考えます。最近のプロジェクト: 企業が最近手がけたプロジェクトや成功事例を調べ、それに関連する知識や経験をアピールできるようにします。

3.自己PRの磨き方

面接では具体的な実績を持って自己PRを行います。過去のプロジェクトや業務での成果を具体的に説明し、数字や具体例を用いると説得力が増します。また、コンサルタントに必要なスキル(問題解決能力、分析力、コミュニケーション能力など)を強調しましょう。

4.ケース面接の準備

コンサル転職の面接では、ケーススタディが頻繁に行われます。以下の準備を行っておくことが重要です:

フレームワークの習得: 3C分析、SWOT分析、ポーターの5フォース分析など、ケーススタディで使われるフレームワークを学びます。
実践練習: 模擬面接を行い、ケーススタディの練習を積み重ねます。友人やメンターに協力してもらうと良いでしょう。

5.質疑応答の準備

よくある質問に対する準備と、逆質問の用意も欠かせません。例えば、「あなたの強みと弱みは何ですか?」や「なぜコンサルティング業界を選んだのですか?」などの質問に対する回答を準備し、逆に「御社の強みは何ですか?」や「今後の成長戦略は?」などの質問を面接官にすることで、企業に対する関心と積極性を示しましょう。

6.プロフェッショナルな態度

面接に臨む際は、プロフェッショナルな態度を心がけましょう。清潔感のあるビジネススタイルを心がけ、時間厳守を守ります。自信を持って話すことと、礼儀正しい態度を忘れないようにしましょう。

7.フィードバックの活用

面接の練習後にフィードバックをもらい、改善点を確認します。また、実際の面接後には振り返りを行い、次回に向けての改善点を考えます。これにより、面接ごとに成長し、次の面接でより良いパフォーマンスを発揮できるようになります。

8.コンサル転職の面接のポイント

面接のステージに来た人は「書類を読む限り仕事できそうだから、会って実際確かめてみようか」と現場の人たちに思われていると考えてください。面接では、以下のポイントをしっかりと押さえることが重要です。

プロジェクトデリバリー、クオリティコントロール: これまでの経験から、どのようにプロジェクトを管理し、クオリティを保つかを具体例を挙げて説明します。
顧客との関係構築能力・案件創出能力: どのくらいのプロジェクトを引っ張ってこれるか、顧客との強固な関係を築く力を示します。
自社ラインの組織マネジメント、事業エグゼキューション能力: チームを作り、引っ張っていく能力を具体的な事例と共に示します。

これらのポイントを強調することで、そのポジションにふさわしい能力と経験を持っていることを証明します。単に「やりたい」ではなく、「できる」ということを強くアピールすることが重要です。

9.孫子の教え「敵を知り己を知れば百戦殆からず」

ここでいう「敵」とは、応募するポジションの詳細です。「己」を知るためには、これまでの記事を参考に、自分の「経験」「知識・スキル」「伸びしろ」を再確認します。これにより、「できるか」という問いに対して「Yes」と答えるための準備が整います。

10.面接成功のためのまとめ

面接の成功は、徹底した準備と自己理解にかかっています。企業研究を行い、自己PRを磨き、ケース面接の準備をしっかりと行うことが重要です。また、フィードバックを活用し、面接ごとに改善を重ねることで、より良い結果を出すことができます。インフォエックスでは、コンサルタントの転職を成功させるためのサポートを提供しています。ぜひご相談ください!

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