アーサー・ディ・リトル

アーサー・ディ・リトル(Arthur D. Little、略称ADL)は、1886年にマサチューセッツ工科大学の科学者であるアーサー・デホン・リトル博士によって設立された、世界初の経営コンサルティングファームです。

創業以来135年以上にわたり、人、技術、戦略を結びつけ、さまざまな業界のクライアントに対してコンサルティングサービスを提供してきました。日本法人であるアーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社は、1978年に設立され、東京都港区東新橋にオフィスを構えています。

会社概要

社名アーサー・ディ・リトル(Arthur D. Little)
URLhttps://www.adlittle.com/jp-ja
設立1978年
資本金非公開
売上高非公開
従業員数/グローバル約200名//約1,400名
代表取締役原田 裕介
拠点東京

特徴・強み

ADLのアプローチ

業界を問わず多岐にわたる専門知識を持つコンサルタントによる深い洞察力と、具体的かつ実行可能な戦略を組み合わせる点でユニークです。同社は特に、イノベーションとテクノロジーの活用に強みを持ち、企業のデジタルトランスフォーメーションを支援する分野で高い評価を得ています。また、オープンコンサルティングの理念に基づき、クライアントの内部リソースと世界中の専門家ネットワークを統合することで、最適なエコシステムを構築します。この柔軟かつ包括的なアプローチは、急速に変化するビジネス環境において、クライアントが競争優位性を確立し、持続的な成長を実現するための重要な鍵となっています。

ADLの役割

さらに、ADLは「変革のパートナー」としての役割を果たし、企業の短期的な成果のみならず、長期的な視点での成長や競争力強化を重視しています。同社のプロジェクトは、表面的な問題解決にとどまらず、企業の基盤となる組織構造や文化、ビジネスモデルそのものを変革することを目的としています。このようにして、ADLはクライアントの課題を単なる「戦略」のレベルにとどめることなく、「実行」や「定着」までを支援し、成果を確実にすることを目指しています。

経営と技術の融合

ADLの最大の特徴は、経営戦略と技術マネジメントの融合にあります。創業者自身が科学者であった背景から、技術革新をビジネス戦略に組み込むアプローチを得意としています。これにより、クライアント企業の技術的優位性を活かした競争力強化や、新規事業開発を支援しています。

製造業への深い知見

ADLは特に製造業向けのコンサルティングに強みを持ち、研究開発戦略の策定やイノベーションマネジメントを通じて、多くの製造業クライアントを支援してきました。この分野での長年の経験により、製造業のイノベーションを生むマネジメントのコンサルティングに注力しています。

多様な業界とサービス領域

ADLは、航空宇宙・防衛、自動車、化学・素材、エネルギー・ユーティリティー、金融サービス、ヘルスケア・ライフサイエンス、通信・IT・メディア・エレクトロニクスなど、多岐にわたる業界に対してコンサルティングサービスを提供しています。また、デジタルトランスフォーメーション、経営戦略・事業戦略、技術・イノベーションマネジメント、サステナビリティなど、幅広いサービスプラクティスを展開し、クライアントの多様なニーズに応えています。

グローバルな視点とローカルな洞察を兼ね備えたADLは、特に日本市場において、企業の独自性や文化を尊重しながらも国際的なベストプラクティスを導入する能力で知られています。この柔軟性と適応力が、ADLを他のコンサルティングファームと一線を画す特徴となっています。少数精鋭であるADLの特徴といえます。

提供しているコンサルティングサービス

サービス

コーポレート・ファイナンス
デジタル・トランスフォーメーション
デジタル・プロブレム・ソルビング
インフォメーション・マネジメント
マーケティング・ セールス
オペレーション・業務改革
組織(制度・風土)改革・人材育成
リスクマネジメント
経営戦略・事業戦略・ビジョン策定・ブランディング
サステナビリティ
技術・イノベーションマネジメント


インダストリー

航空宇宙・防衛
自動車
化学・素材
食品・飲料・他消費財
エネルギー・ユーティリティー
金融サービス
ヘルスケア・ライフサイエンス
機械(産機/建機/農機)
プライベート・エクイティ
政府・公共機関
通信・IT・メディア・エレクトロニクス
陸運・海運・空運・旅行業


年収

ビジネスアナリスト600~900万円
コンサルタント900~1300万円
マネージャー1400~2000万円
プリンシパル1700~2500万円
パートナー2,500万円以上

選考情報

【選考フロー】

書類選考→web試験→面接3.4回→内定
・面接では通常のビヘイビア面接に加え、ケース面接が実施されます

ケース面接については以下もご参照ください。
 ・ケース面接のポイント:成功への効果的な準備法
 ・ケース面接を成功させる、5つの習慣
 ・Case面接 フェルミ推定攻略を考えてみた
 ・Case面接後半戦 フェルミからの~?攻略を考えてみた

【選考情報】

※詳細はお問い合わせください。

面接で聞かれる質問は以下のような内容が一般的です。
・自己紹介
・職務経歴
・転職理由
・志望動機
・キャリアの志向性
・逆質問
戦略ファームの面接は、あなたの論理的思考力、コミュニケーション能力、そして価値観との適合性を評価する場です。事前に十分な準備を行い、自信を持って臨んでください。
また,何故転職し,コンサル業界を志望し,アーサー・ディ・リトルを目指しているかが重要なポイントになります。


セミナー・選考会情報

アーサー・ディ・リトルは選考会,採用セミナーは開催していません。


PJ事例

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