面接ノウハウを元人材業界社員が解説

今や、面接ノウハウに関しては対策に関する情報が溢れており、実際にどのような対策をすればいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

面接は一筋縄でいかないため、応用スキルと事前準備がカギとなってきます。

そこで、本記事では、実際の面接に役に立つノウハウを紹介します。

筆者は人材業界でキャリアアドバイザーの経験を経て現在は別業界で採用担当をしていますので、現場でよくあるリアルな情報を交えながら解説していきます!

 

1週間前から始める5つの面接対策

【面接1週間前】自己分析の実施

自己分析することによって「自分はどういう人間なのか」を深く理解できるので、自分のセールスポイントを上手くまとめられます。

また、「あなたの強み・長所は何ですか?」「これまでに一番頑張ってきたことは何ですか?」「前職で活躍したことを教えてください」「自己PRをお願いします」というようなよくある質問に対しても躊躇することなく答えられるようになるでしょう。

ポイントは、誰が聞いても共通の理解ができるようにすることです。

抽象的な表現では本当に素晴らしい出来事も正確に伝わらないことがありますので、再現性を意識しながら数字などを用いて話せるようにしておくといいでしょう。

転職活動を始める段階で自己分析をされる方も多いのですが、転職活動をしていくうちに志向が変化する人もいますので、面接前に今一度自己分析を実施してみてください。

 

【面接3日前】面接官の立場になって考えてみる

相手の立場になって物事を考えてみるのは非常に重要で、そこで初めて気付くこともたくさんあります。

求人票の読み返しをしたり、企業のHPをすみずみまで確認して仕事理解と企業理解を深めてみてください。

そして、企業が求めている部分と自分のマッチしている点を見出したり、この企業の面接官だったらどのような質問してくるのか、反対にどのような質問されると喜ぶのかを想定して回答を準備しておくといいでしょう。

 

【面接前日】最終確認とイメージトレーニング

面接の場所や時間、書類に不備がないかチェックしましょう。

万が一に備えて履歴書や職務経歴書はコピーしておいたり、緊張しやすい体質の人は緊張がほぐれるアイテム(コーヒー、音楽、アロマなど)も忘れないように鞄に入れておくことをおすすめします。

また、当日着ていくスーツにはシワや汚れがないか、オフィスカジュアルや私服の場合は清潔感のある服装をチョイスしているか確認してください。

最後に、面接をイメージしてみてください。

面接室へ案内されたときに座る位置や名刺の受け取り方などビジネスマナーに不安があるときは必ず下調べをしておくなど、自分の中にある不安要素を無くしましょう。

 

【面接当日】聞く姿勢を忘れない

面接会場にはくれぐれも遅刻することのないよう、遅延の場合なども見越して余裕をもって10分前には到着するようにしておきましょう。

質問される立場でもあるので、準備してきた内容を全部話そうとするあまり話が長くなってしまったり、勢いで話し始めて結論がない回答になってしまうなど、「話すこと」に集中してしまう人は多いものです。

面接官の質問内容をしっかり聞いて理解すると、必然的に質問の意図もみえてきます。

的外れの回答をしないためにも、聞く姿勢を忘れないようにしましょう。

 

【面接終了後】メモをとる

詳細に記録するためにも、可能でしたら面接終了後すぐにメモをとりましょう。

面接官の名前や質問(回答)した内容の他に、自分の感情などもメモすると後で思い出しやすくなります。

次回以降の面接や他社の面接でも役に立つように、反省点から改善策まで考えて書き出すといいでしょう。

今回ご説明した5つの面接対策はいかがでしたでしょうか。面接はやはり事前準備が何よりも重要です。直前になって慌てなくても良いよう、転職活動開始を決めたら、早速準備を始めてみてください。